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郷田真隆王将VS佐藤康光九段 A級順位戦3回戦観戦記後藤元気より [将棋コラム感想]

郷田真隆王将VS佐藤康光九段 A級順位戦3回戦朝日新聞観戦記後藤元気よりからです。


 共にA級では勝ち星なしの0勝2敗同士の対決になっています。





 「千駄ヶ谷の将棋会館が8月から耐震補強工事に入ったため、本局は代替対局場の都市センターホテル(千代田区)で行われた。」


 書いてあるとおり、まだ工事中で都市センターホテルでの対局の時ですね。


 「21日の朝、上層階へのエレベーターで一緒になった郷田に、対局室や食事について質問された。いつもと違う環境。不安はひとつでも少ないほうがいい。」


 普段通りと思っていてなにかそういえばってありますよね。棋士の方でしたら、そういや今日は祝日だったみたいな?


 「佐藤の入室は定刻の10分前。下座について荷物を整理した後、記録係に「ゴミ箱はありますか」と声をかける。こちらは普段とあまり変わらぬ様子である。


 対比する書き方いいですね!


 将棋は相懸かり。相腰掛け銀になると思いきや先手の郷田王将は銀を3六へ。


 「解説の阿久津主税八段は「後手が飛車先交換を保留しているからだと思います。通常の相腰掛け銀は8四飛型ですが、この場合は8二飛型に構えることができる。先手としては選択の余地を与えたくないんですね」と話す。


 力戦型で見たことのない局面は楽しいです。


 第2譜(9月23日)へ、


 「二人の対戦はこれで60局目。佐藤30勝、郷田29勝で、直近も5勝5敗と張り合っている。」


 すごい互角になっていますね。


 「棋風でいえば郷田が柔、佐藤は剛という印象だが、盤上での姿勢はよく似ているように思う。どちらも他人の声よりも自らの感覚を信じて、骨太の将棋を作っていくタイプだ。
 当人は「俺だってつらいんだ」と言いたくなることもあるかもしれない。しかし我を通したうえで多くの勲章を得ているのだから、はたから見れば幸せな将棋指しである。そもそも真っすぐに将棋と向かい合う気持ちを持続することだって簡単ではないだろう。」


 自らの感覚を信じる強さは感じられますよね。


 対局は、


 「角の自由度が高い分だけ、先手が指しやすそう」と阿久津八段。

 ところが景色は一変する。郷田の指した1七桂に、佐藤の目がキラリと光った。


 と次の一手が気になります。

 
 棋譜はこちらのサイトで









以下、続きます。


 
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