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森内俊之九段VS佐藤天彦八段A級順位戦3回戦観戦記松本哲平より [将棋コラム感想]

森内俊之九段VS佐藤天彦八段A級順位戦3回戦朝日新聞観戦記松本哲平よりからです。


 ちょうどこの時点で2連勝同士の戦いとなっています。 「8月に入って東京・将棋会館の耐震工事が始まり、対局場所は千代田区の「都市センターホテル」に移った。立秋を過ぎても暑さも和らぐ8月21日、森内と佐藤はホテル高層階の和室に姿を現した。」

 ちょうど耐震工事の時期ですね。色んな棋士の方がブログでどんな感じだったか書かれていますね。高層階で良い気持ちで対局できたと評判でした。

 現在も何局かはホテルでされてますね。女流の方はとくにですね。

 「佐藤が盤の位置を調整しようとすると、森内がパッと天井を見上げた。だが、将棋会館にあった盤面カメラはここにはない。関係者はタブレット端末による記録を通して進行を把握する仕組みだ。」


 タブレット端末便利そうですね。棋譜とか綺麗でみれていますね。

 そして第1譜(9月16日)は戦いの模様へ、佐藤の横歩取りを避けるように早く2五歩を指し、矢倉模様へ。

 そして第2譜(9月17日)へ、

 
 「午前11時半、森内が熟考に入っている。都市センターホテルでは出前の注文がなく、昼食休憩は正午からで、いつもより10分長い。」


 普段の将棋会館との違いを書いてもらえるのは嬉しいです。ちょっとしたことですけど。


 「感想戦で印象に残った場面がある。森内が2五銀に「あの歩を取るんですか」と驚いていたことだ。プロには歩得よりも、手をかけて2枚銀の好形を崩す損が大きいという感覚がある。
 しかし、佐藤は「コンピューターはもっと無理気味な局面で取ってくる。意外にとがめられなくて認識が変わった」と語る。阿部(光瑠)五段に聞くと、似た局面で歩を取る筋は、2013年の秋ごろには奨励会で指されていたという。だからこうした歩を取る手に、それほど抵抗はないのだと。若い世代では新しい感覚が育ちつつあるようだ」


 感覚の違いを具体的な手で書いてくださるのはありがたいです。

 ちょっと僕には使い方がわかりませんでしたが、棋譜はこちらで


 第3譜(9月18日)です。

 この第3譜は戦いの模様で、特に書く事はですね。後手の佐藤天彦八段が作戦勝ちの状態から特に悪手を指したわけではないのに、森内九段がさすがでいつのまにか体をいれかえたことが43~66手のことを書かれています。

 
 棋譜はこちらのサイトの方が動かせてわかりやすいですね。



 第4譜(9月19日)です。

 
 「森内と佐藤は、どちらも受けに持ち味のある棋士だ。阿部五段は「森内九段はどっしりと待ち構えて、受けに回る時は受けつぶす感じ。佐藤八段はカウンター型で、反撃に出るタイミングが絶妙」と両者の棋風を語る。


 
 佐藤八段の、「カウンター型で、反撃に出るタイミングが絶妙」はこの前の王座戦第2局、羽生善治王座との対局でいかんなく発揮されていましたね!


 「佐藤はため息をつき、力なく首を振る。控室になっているホテル同階の客室には、対局立会人の日浦市郎八段が詰めていた。佐藤の様子を伝えると、「僕と対局した時は、勝っている局面でうなだれていたよ」。佐藤は4二銀~3一玉で持ち直したかと思った」。森内も感嘆した順で、一気に後手陣が引き締まった。


 佐藤八段は、優勢な局面でうなだれることがあるんですね。

 90手まで進み、局面は混戦模様へ。

 
 第5譜(9月20日)へ、


 第5譜は局面が緊迫して戦いの模様を、佐藤八段の3九飛の詰めろで入ったながれのところで、


 「受けが強い棋士は、急所を見極めているから攻めも強い」と阿部五段。


 第6譜(9月21日)へ、


 6三歩成を敗着として、森内九段は、「代えて8四角で悪くはない。9五香を許す手はなかった」

 佐藤八段も「互角に近い。難しい」との見解だったそうです。


 「午前1時1分、森内投了。終了図の先手玉は詰めろで、受けても一手一手の寄りだ。阿部五段は「ずっと均衡が保たれていた中で、佐藤八段が正確さで森内九段が上回った」と一局を総括した。


 という一局でした。


 「佐藤は3連勝で暫定トップに立った。「結果としては最高。いいスタートが切れた」と語った佐藤、この勢いはどこまで続くのか。」


 が締めくくりです。

 佐藤天彦八段は次回も全勝対決になりますね。渡辺明棋王との対局です。単独トップがきまりますね。

 対戦成績は3勝3敗のちょうど5分になっています。楽しみですね。

 森内九段は広瀬章人八段と勝浦修門下の同門対決になりますね。広瀬八段は0勝3敗で勝ち星がまだですね。

 森内九段からみて、3勝2敗みたいですね。


以上になります。




             







タグ:松本哲平
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