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佐々木勇気五段VS中村太地六段。観戦記君島俊介より。C級1組順位戦3回戦 [将棋コラム感想]

佐々木勇気五段VS中村太地六段。朝日新聞の観戦記君島俊介より。C級1組順位戦3回戦からです。(その1)


 佐々木勇気五段は、スイス・ジュネーヴ生まれ、埼玉県三郷市出身。16歳1ヶ月でのプロデビューの早さから未来の名人候補と言われていますね。16歳1ヶ月でのデビューは加藤、谷川、羽生、渡辺に次ぐ5番目の年少記録になっています。
 第3期加古川青流戦で、優勝されてますね。

 中村太地六段は、棋聖戦、王座戦でタイトルに挑戦されてますね!王座戦ではあと一歩のところまでいきました!




 第1譜は、この対局は千日手に最初なっており、千日手の対局は苦戦していた佐々木勇気五段が、中村太地六段のミスを突いて追い上げ、ついには、千日手に。

 30分の休憩をして、午後10時17分に指し直し局が始まったと。


 10時17分に仕切り直しはやはり大変に感じますね。


 指し直し局は「相早繰り銀に、近年では珍しい戦型に進んだ。」


 そして第2譜へ、

 腰掛け銀が主流だが、

 「今年は昨年より後手の早繰り銀や棒銀が多い」と。解説の高見泰地五段は、「相腰掛け銀は先手に手段が多いとみて、後手が変化する認識が広がったのだと思う」


 「中村は本局の1週間前に同じ戦型を指したばかり。「先手で角換わりをよく指すが、研究では早繰り銀への対応が分からず、教わる気持ちで指し始めた」と言う。~(中略)~再評価の機運が高まるかもしれない。」


 戦型の流行が変わっていくか楽しみですね。


 「「早繰り銀は銀交換を狙う戦型だが、反撃に注意がいる。繊細な指し方で少しずつ局面をほぐす印象がある」と高見五段。」


 たしかに素人目にも出て行って戻って、交換したらまた打ってというような感じがありますね。


 そして第3譜へ。


 ここでは、佐々木勇気五段について、


 「中村は大学進学、佐々木は進学せず棋士生活に絞った。どちらが正解というのではなく、どう生かしていくか。「大学へ本気で行きたいと感じなかったので、棋士生活に絞ってよかった」と佐々木。


 最近は棋士の方が大学に行かれている方増えてますが、佐々木五段は棋士生活へ。自分に合うのが何よりですね。


 そして高見五段の佐々木勇気評は?


 「同門(管理人注 石田和雄九段門下)の高見五段は「明るいムードメーカー。勝負の嗅覚(きゅうかく)が鋭く、普段と対局時の雰囲気が大きく違う。彼は天才と言われるが、普段の努力も見て知っている。自分も食らいつけるようにしたい」という」


 同門で年も近い(高見五段は22歳)のでよく佐々木五段のことを知ってられるんでしょうね。




 その2へ続きます。





 
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